Presented by 「乾燥肌対策いろいろ」
水分を保持する機能を増やす肌の保湿にはセラミドがいいとされています。セラミドは水分や油分を蓄えて存在するため肌表面の保湿に使えます。
しかしこれもセラミドなら何でもいいわけではありません。本来のセラミドは肌の角質の隙間より大きいので吸収されません。
必ず、50nm(ナノメートル)など肌角質内部に入っていけるセラミドが入っている化粧水を選びましょう。
セラミドより保湿のイメージが強いヒアルロン酸ですが、このヒアルロン酸はそれ自体の成分が血行大きいため肌内部に浸透せず、浸透してもヒアルロン酸として肌で働かないとされています。
でもヒアルロン酸入の化粧水で保湿されている気がするのは、それは、ヒアルロン酸という水分を多く含んだものが肌に留まってくれるから潤っているだけで、実際に肌の保湿が出来たとはいえません。あくまで肌表面の水分量を一時的に増やしているだけです。
個人的にはヒアルロン酸入りよりは、分子構造が小さくて吸収されるセラミド押しですね。確かにヒアルロン酸は潤っているような気がしますけどね…その時だけですよ。
お肌の乾燥に尿素がいいとは昔から聞いたことはないでしょうか?
確かに尿素は肌自身が持つ天然の成分で水分を留める作用があることから、保湿剤としてハンドクリームに入っていることがよくあります。
しかし、この尿素はかなり肌が荒れている人にはいい作用をもたらすものの、そこまでボロボロに荒れていない人には、むしろ肌の老化を早める可能性があるため考えものなのです。特に敏感肌の人は、大事な角質をさらに痛める可能性も考えられます。
歳を取って肌が老化すると誰でも肌の水分量が減少します。
そのため、アンチエイジング向けの化粧水を使えば、通常の化粧水より保湿力が高いのでは?と考える人がいるようです。
しかしこれは特にアンチエイジング向けが優れているということもありません。それよりも、自分の肌質に合うかどうかのほうが重要です。
逆に、敏感肌の30歳以上の女性の多くが、アンチエイジング向けの化粧品が肌に合わずに使えていません。
以上のように、肌水分量を増やすにはセラミドが一番。ちゃんと肌の中で水分を抱えて留まってくれるのはセラミド。そのなかでもナノ化されたセラミド入り化粧水がベスト。
他にもお肌の保湿にいいとされる成分はいろいろありますが、その多くは肌表面の触り心地だけで肌水分量を増やしません。また、余計な刺激を招くことになり肌荒れや痛みを感じる原因となります。
特に肌の弱い人は、美容成分たっぷりとアピールされているもの、香料のきついものは肌が痛くなったり荒れやすくなります。
あれこれ試さず、敏感肌向けの刺激の少ないナノサイズのセラミド入り化粧水をを試してみることをおすすめします。